みえないものを
見たかったのは
癖や秩序を
解放できる
そのきっかけが
欲しかったから
破壊なくして
創造はない
知識としては
わかっていても
視界はそれを
拒みつづける
わたしが落ちる
穴をさがして
日々は微妙に
加速してゆく
思い出すのは
罪じゃないから
また一日を
歩き出すんだ
(2025年3月11日)
未来都市まで
過去を辿って
ぼくは何度も
咳き込んだまま
その黒点に
佇んでいた
たとえ一歩も
動けなくても
いずれは空が
青くなるなら
還る手立ては
必ずあるし
かわる季節に
弱いぼくらは
着地点だけ
見つければ良い
その地に立てば
詩を捨てられる
(2025年3月22日)