この夜に期待している人たちは空を見上げる意味を知らない
今朝もまだ冬の匂いがこぼれ落ち囀ることも出来ないでいる
好きだったことも忘れてゆくのかな
淡い記憶が力なく降る
誰だって気づいて欲しい朝があり慣れない歌を唄ったりする
ていねいに生きてみたいと思うけどこぼれる星を片付けもせず
好きなまま終わった恋は青空に溶けることなく雪になります
隠しても隠しきれない衝動がさみしい笑顔を描くのが春
たいせつなものが壊れてしまうのを春がどうにかする訳じゃなく
ぼくたちは交わすことばもないままに交わることのない夢をみる
振り向いてもらえるのなら道化にもなるし未熟な隠喩にもなる
いつまでも不完全だと思ってた
もうこれ以上ないというのに