2025年4月4日金曜日

二息  2025年3月

ぼくたちは刻々と過去を産み出すから
綻びはじめた冬にどんな顔を向けようか
(2025年3月2日)



届くとか届かないとか
指先の感覚を宇宙と呼ぶ
(2025年3月8日)



永遠じゃなくてもいい
白い夜を広げている
(2025年3月8日)



喧騒は幻想になれぬまま
灯火を消す春のさみしさ
(2025年3月16日)



誰も乗っていない電車に乗って
二度目の冬が終わろうとしている
(2025年3月16日)