2025年2月1日土曜日

二息  2025年1月

臆病を背負ったままのぼくに
はじめての朝がやって来る
(2025年1月1日)



冬の夜はこんなにもあかるくて
ぼくはただ歩くだけでいい
(2025年1月1日)



夜の雪にぼくを拡げて
手放せないいくつもの冬
(2025年1月6日)



ぼくの空は言葉巧みに隠されて
許せるだけの強さが欲しかった
(2025年1月10日)



夜の足跡を置き去りにして
ぼくの知らないひとになってゆく
(2025年1月13日)



宙の旅人は遠く消えてしまって
この星に残された雪がつめたい
(2025年1月17日)



ぼくの夜を探しているうちに
ほんの少しの勇気が消えていった
(2025年1月18日)



どの帽子も星をいただいていて
凍えた声を溶かしてしまいたい
(2025年1月23日)



いつまでも夜の雲でいる
きみに溶けることもない
(2025年1月25日)



どれだけ丁寧に夜を解いてみても
届かないことばなんかいらない
(2025年1月27日)