臆病を背負ったままのぼくに
はじめての朝がやって来る
(2025年1月1日)
冬の夜はこんなにもあかるくて
ぼくはただ歩くだけでいい
(2025年1月1日)
夜の雪にぼくを拡げて
手放せないいくつもの冬
(2025年1月6日)
ぼくの空は言葉巧みに隠されて
許せるだけの強さが欲しかった
(2025年1月10日)
夜の足跡を置き去りにして
ぼくの知らないひとになってゆく
(2025年1月13日)
宙の旅人は遠く消えてしまって
この星に残された雪がつめたい
(2025年1月17日)
ぼくの夜を探しているうちに
ほんの少しの勇気が消えていった
(2025年1月18日)
どの帽子も星をいただいていて
凍えた声を溶かしてしまいたい
(2025年1月23日)
いつまでも夜の雲でいる
きみに溶けることもない
(2025年1月25日)
どれだけ丁寧に夜を解いてみても
届かないことばなんかいらない
(2025年1月27日)