揃わないピース並べてたらればを語ってみても日曜の夜
きみが描く宇宙に迷い込みたくてメロンソーダに浮かぶ夕空
夏なんて浮かれた恋のようなもの少し痛みに鈍くなるだけ
きみのこと知りたくなってオーロラも流星もない空を眺める
夏の夜いつかあなたが見せてくれた海辺で笑う夢をみていた
生温い目覚めのシャワー浴びながら夢から覚めても見続ける夢
空き缶が転がる音がしてあとは加速してばかりの恋でした
遺言にはプチョヘンザとでも書いておけ意味はあとからついてくるから
ぼくだけが取り残された残像にもう戻せない夏を貫く
追いかけることに夢中になり過ぎて夏のおわりを告げにくる月
本当はきみの名前を呼びたくて詩にもならない貝をならべる
ぼくたちは巻き戻せない場所にいてそれでも何も言い出せずにいる
夜更けには雨も降り出すことだろう恋に満たないまま散る花火
降り続く雨にも事情あるだろう傘がなくてもぼくは歩くよ
台風はどのあたりまで来てますか好きと言っても良い夜ですか