気がつけば役割だけが増えてゆく自分の影を見ることもなく
混沌が世界をつくりだすように今日が産まれる瞬間の青
オリオンはきっと知ってる日曜が三倍速で逃げてゆく訳
すれ違うことも許されないのなら昼間の月に気づくのは罪
燃え尽きるあしたを直視できなくて冷え切った語尾踊らせていた
見られたくない闇なんて誰にでもあるしこうして朝もくるんだ
もうきみは忘れてしまっただろうけど
ひまわりはまだひまわりのまま
一面の雪に溶け込む月あかり夜が秘密を蓄えている
サヨナラがリフレインする寒空にきみを見送ることもできずに
今週をはじめる前にちっぽけな祈りを雲に委ねておくよ
おぼろげな夜明けを春というのならあなたを探す術すらもなく
仰け反ってみてもそこには春はなく舞い落ちてゆく恋があるだけ
プロレスの日にはプロレスラーらしく垂直落下式に出勤
たましいのもう半分を見つけ出す
生きる理由を敢えて言うなら
財布から二枚綴りの週末を出したところで雪が降るだけ
この冬を終わらせるのに必要な懺悔をしてもまだ許されず
セロニアス・モンクが横に居てくれてぼくはどろどろした夜になる
やがて来る季節に消されないように白い記憶を蓄えていた
氷柱にも寿命があると知らなくて悲しい恋を繰り返してた
いくつもの星を集めてきたけれどたったひとりの月に逢えない
どうしても上手くいかないこともあり
天気予報が口籠る朝
好き勝手生きてるように見えるけど季節はいつもすり抜けてゆく
何もかも滲んでしまう夜だからもう一度だけ名前呼ばせて