この手では掴めるものもちっぽけで青信号を三度見送る
口癖も思い出せなくなったけどイオンモールは今日も賑やか
電飾がいつかは星になりたいと願ってるならぼくと同じだ
クリスマスまでの一月半ほどで夜空を飛べるようになります
冬がくるその事実から目を逸らしひたすら月に溺れたい夜
北風が窓を激しく叩くから明けない夜にうさぎ数える
いっぽんの道だけみてる生き方に憧れていた、少し前まで。
薄っぺらい知識を拡げないように夜の密度を測る喉越し
うつむいたきみのことばに雪が降る
ひたすら白いままのさよなら
試されるだけの朝しか来ないなら崩れてしまえイルミネーション
あたたかい冬も過去にはあったけど今朝のスマホが軽く感じる
待つことが辛いのになぜ待つことを受け入れるのか骨が震える